皆さん、家に眠るオールドレンズをもう一度使いたくありませんか。
今回はLeica Mマウントレンズをfujifilm Xマウントに装着できるマウントアダプタを3つご紹介致します。
1つ目はただマウントを変換するマウントアダプタ。2つ目はLeica製のレンズの欠点でもある最短撮影距離を大幅に縮めることのできるヘリコイド付きマウントアダプタ。3つ目は同じく最短撮影距離を縮める事ができるヘリコイド付きマウントアダプタ。ただし3つ目は高品質である代わりに少しお値段の貼るマウントアダプタとなります。
今回は私が実際に使ってみた感想と共にご紹介していきます。
【特徴】
・安い・高品質
・コンパクト(目立たない)
こちらが私が初めて購入したLeica MマウントレンズをFujifilm Xマウントに装着できるようにするマウントアダプタとなります。
それでは実際に使ってみた感想と共にご紹介しています。
仕様
こちらがK&F Conceptさんのマウントアダプタとなります。
上から見た様子です。
外側は黒の塗装がされていますが質感としては金属でちゃっちさは無く、レンズの高級感に引け劣らないかと思います。
続いて実際にレンズに装着してみた様子です。
今回私が装着したレンズは Leica 50mm f1.4のSUMMILUXとなります。
鏡筒の大きさにもギャップは無く、色以外はかなり馴染んでいるかと思います。
そしてこれをカメラにつけますと。
いかがでしょうか。
私はこのオールドレンズがミラーレスカメラに装着できた瞬間感動を覚えました。
このSUMMILUXのレンズは非常に柔らかい写りで正にフィルムカメラのような雰囲気です。
ここで一つ作例を御覧ください。
少し彩度と露出だけ編集していますが、写りとしてはどこか柔らかい雰囲気で優しさのあるレンズだと感じます。
f1.4なのでかなりボケますし、シャッターを切るのがとても楽しいです。
個人的な意見ですがSUMMILUXのレンズは数あるカメラの中でもfujifilmとの相性が一番良いのではないでしょうか。
私は色味の雰囲気がとっても気に入りました。
マニュアルレンズですがこのオールドレンズに関してはむしろマニュアルでフォーカスを調整するほうがテンション上がりますね(笑)
少しレンズの紹介にズレてしまいました。
K&F Conceptさんのマウントアダプタは安くて品質も良いのでとりあえずオールドレンズを使ってみたいという方におすすめです。
気になった方は是非一度商品リンクよりご覧になって見てください。
次に紹介する物はマウントを変換する機能に加え、最短撮影距離を大幅に短くできるマウントアダプタについてご紹介致します。
【特徴】
・低価格・比較的コンパクト
・撮影距離を縮めれる
・ヘリコイドが少し回しにくい
こちらが今回私が一番おすすめしたいマウントアダプタとなります。
なんといってもヘリコイド付きという点ですね。
ヘリコイドとは鏡筒を伸ばすことによって最短撮影距離を物理的に伸ばすことができるものの事です。
それでは最短撮影距離について触れつつご紹介していきましょう。
仕様
まずは同様に本体の全体図からご覧頂きましょう。
こちらはK&Fのマウントアダプタと違ってすべて黒色の塗装がされております。
質感としましてはプラスチックではなく金属ですがマットな質感で高級感はそこまでない印象です。
しかしパッと見て安っぽさを感じる事はないのでご安心ください。
続いて実際にレンズに装着してみた様子です
K&Fのマウントアダプタに比べると少しレンズの鏡筒よりも大きいです。
ただこれも当たり前でヘリコイドが付いているため仕方有りません。
むしろヘリコイド付きのマウントアダプタとなると本来もっと大きくて不格好になる物がほとんどですのでヘリコイド付きの中ではかなりコンパクトな部類であると思います。
ただカラーにシルバーがあるともっとレンズにも馴染むのになぁ、と思います。
そして実際にカメラ本体に装着してみた様子です。
やはりK&Fのマウントアダプタに比べると少し大きいですがこの程度であれば許容範囲でしょう。
安いヘリコイド付きのマウントアダプタとなるともっと大きくて不格好な物が非常に多いです。
それらと比べるとこのマウントアダプタは非常にスッキリしています。
そしてこのマウントアダプタの最大の特徴であるヘリコイドについてです。
Leicaのオールドレンズは比較的最短撮影距離が長いものが多く、物撮りなんかには不向きなレンズが多い印象です。
最低でも1m程離れて撮る必要がある為、お店で料理を撮ろうもんならかなり変な人になってしまいます(笑)
そんな不満点をこのヘリコイド付きマウントアダプタは解決してくれるのです!
まずはヘリコイドを回さずにただのマウントアダプタとしての撮影の様子を御覧ください。
これが普段の最短撮影距離です。
なにを撮っているのかもわかりにくいですよね(笑)
左奥にある鳥の置物を被写体としています。
写りとしては。
やはりかなり遠いですね、、
この距離離で撮るとなると隣にいる人を撮りたい時もかなり不便です。
しかし、ヘリコイドをMAXまで回してみましょう。
わかりにくいかと思いますが最短撮影距離が3分の1程度まで詰めることができます!
約30cm程まで寄って撮影することができ、物を手にとっての撮影が可能となります!
写りとしては以下となります。
これはもう十分な大きさですよね!
背景もかなりボケてすごくキレイな写りであると思います。
やはりf1.4の写りは最高ですね、、
更に最短撮影距離が短くなる事によってよりキレイに背景がボケている印象です。
これを使うとLeicaオールドレンズに革命が起きました、、
ただ、一つ不満点を言うとするとヘリコイドが360°付いておらず最後まで回す際は少し回しにくいかな、と思いました。
しかし使用には全く問題のないレベルかと思いますので欠点とまでは言えませんね。
次に紹介するSHOTENさんのヘリコイド付きマウントアダプタとこのHaogeさんのヘリコイド付きマウントアダプタと悩んだ末、コスパを考え、こちらのマウントアダプタを購入致しました。
私としてはヘリコイドが付いていて、品質も悪くなく、比較的コンパクトなマウントアダプタで約5000円ですとかなりお買い得であると思います。
お値段はできる限り抑えたいという方におすすめできる製品であると思います。
私はこのマウントアダプタを購入して非常に満足しております。
続いて、同じくヘリコイド付きでHaogeのものより高級なマウントアダプタをご紹介致します。
【特徴】
・少し価格が高い・かなり寄れる
・コンパクト
・高級感がある
・高品質
このSHOTENさんのヘリコイド付きマウントアダプタですが私はHaogeさんのマウントアダプタと迷った末、購入には至りませんでした。
理由としては価格がHaoge製のマウントアダプタに比べ少し高いというシンプルな理由です。
しかし、品質が高いには違い有りません。
ですので、予算に余裕のある方にはこのマウントアダプタをおすすめします。
そして申し訳ありません。私はこの製品は検討した末、購入しておらず、手元にございませんので実物でのご紹介ができかねます。
仕様
簡単に言いますとこのマウントアダプタは先程ご紹介したHaoge製のマウントアダプタの上位互換となります。
どこがどう上位互換なのかと言いますと機能としてはHaoge製がヘリコイドによる繰り出し幅が5mmなのに対し、SHOTEN製のマウントアダプタは6mmの繰り出し幅となります。
たったの1mmと思った方おられるかと思いますが、1mmで約10cm程最短撮影距離が短くなります。
ですのでこのSUMMILUXのレンズですと恐らく20cm程まで寄って撮影が可能となります。
そしてもちろん金属製でカラーがシルバーとブラックがございますのでどのオールドレンズにもピッタリ馴染んでくれるかと思います。
サイズ感も今回ご紹介したマウントアダプタの中で一番コンパクトですので装着して違和感もないかと思われます。
もう一度言いますが、高品質であることには間違い有りません。
予算に余裕のある方には是非おすすめしたい製品です。
今回ご紹介したマウントアダプタはどれもおすすめできる製品ですが私としては低価格で且つ高品質なHaoge製のマウントアダプタをおすすめします。
しかし、どれにせよLeicaのオールドレンズがミラーレスカメラで使えるのには間違いなく、とてもロマンのある製品であると思います。
Leicaのオールドレンズが家で眠っている方は是非一度試して頂きたいです。
それではここまで読んで頂きありがとうございました。